前回の記事では、インスリンの作用不足によって血糖値をコントロールできなくなる状態があることをご紹介しました。今回の記事では、血糖値が乱れる要因を、「コントロールが可能な要因」と「コントロールが困難な要因」に分けて解説します。
■自分自身でコントロールが可能な要因(例)
血糖値は以下の要因に気を付けることで、自分自身でコントロールすることが可能です。
・生活習慣の乱れ・運動不足・仕事や生活などのストレス・食習慣の乱れ・肥満
■自分自身でコントロールが困難な要因(例)
一方、以下の要因については、自分でコントロールすることができません。
・加齢・薬の服用・各種疾病・遺伝
■自分で血糖値をコントロールすることは大変・・・
「国民健康・栄養調査(2019年)」において糖尿病が強く疑われる人の割合を見てみると、男性19.7%、女性10.8%。この数字はここ10年、目立った増減は見られません。
一般的に、コントロールが可能な生活習慣を見直すことで血糖値の改善は可能と言われていますが、健康志向の高まりの中でも、なかなかうまくいかないのが現実のようです。