2011-06-20
  • 研究開発

研究開発記事(その11)

植物ステロール及びターメリック抽出物等を含む栄養補助食品が、伸張性収縮運動後の遅発性筋肉痛を緩和:無作為二重盲検プラセボ対照予備交差実験

【概要】
背景
:遅発性筋肉痛(DOMS)は筋肉の痛みや不快感を伴なう症状で、運動当日の約1-3日後に現れる。微細な筋繊維の損傷が遅発性筋肉痛の原因とみられている。遅発性筋肉痛は短縮性収縮運動後よりも伸長性収縮運動後に生じやすい。本研究の目的は、植物ステロール及びターメリック抽出物等を含む栄養補助食品が標準的な伸長性収縮運動後に生じる遅発性筋肉痛の症状を緩和するかどうかを試験することである。


方法:本研究では無作為二重盲検プラセボ対照交差試験を実施した。被験者は地域社会でごく普通に暮らす10人の健常な人々で、年齢は18-45歳。グループ内及びグループ間の平均差は、各データ収集時点にすべての評価項目に対して検定を用い推理・評価された。

結果:この予備研究では、植物ステロール及びターメリック抽出物等を含む栄養補助食品を30日間摂取し続けたグループでは、プラセボを摂取したグループと比較して、伸長性収縮運動後に標準的測定法で測定した筋肉痛や圧痛が有意に緩和された。試験では炎症の血漿指標(高感度C反応性タンパク)及び筋損傷の血漿指標(クレアチンホスホキナーゼ及びミオグロビン)の減少傾向がみられた。

結論:植物ステロール及びターメリック抽出物等を含む栄養補助食品はプラセボと比較して、複数の伸長性収縮運動後、標準的測定法で測定したデータ収集時点において、筋肉痛や圧痛を有意に緩和した事例が数例あった。遅発性筋肉痛を示す血清マーカーには統計的に有意な相違がみられなかったが、臨床試験の結果を裏付けることは示唆された。本製品は高い安全性を持つとみられ、今回の結果に基づきさらに多くの被験者への試験の実施が待たれる。

※本論文はマナテック製品の効果・効能を示すものではありません。マナテックのすべての製品は病気の診断、治療、予防を目的としたものではありません。

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原文(英語):http://www.jissn.com/content/pdf/1550-2783-6-14.pdf

BounceBack™ capsules for reduction of DOMS after eccentricexercise: a randomized, double-blind, placebo-controlled, crossover pilot study

Jay K Udani*1,2, Betsy B Singh1, Vijay J Singh1 and Elizabeth Sandoval1

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