研究開発記事（その19）

マナテック、植物性多糖類栄養補助食品のプレバイオティクス研究を発表
～ベルギー・ゲント大の研究チーム、腸内微生物が消化器系の健康に及ぼす影響に関する研究をさらに推進

プレスリリース
（マナテック・インコーポレーテッド米国テキサス州コペル 2012年10月10日付）

植物性多糖類栄養補助食品のプレバイオティクス効果について、最先端の科学的手法を用いた研究が本日発表されました。研究はベルギー・ゲント大の研究機関“Microbial Ecology and Technology （LabMET）”の研究チームが実施したもので、論文は微生物学の学術誌『Antonie van Leeuwekhoek』に掲載されました¹。

本研究について、マナテック・インコーポレーテッドの最高経営責任者 兼 科学部門最高責任者ロバート・セネット博士は以下のコメントを発表。「英誌『エコノミスト』の特集記事“微生物が人体を作る”に最近掲載されたとおり、ヒトの体内に生息する微生物、特に消化管内の微生物は、身体全体の健康を大きく左右します。LabMETはヒトの腸内微生物集団を評価する機器の分野をリードする研究機関で、今回初めて、ヒトの腸微生物生態系のシミュレータ（SHIME）の中で16sRNA遺伝子のパイロシークエンシング（リアルタイムシーケンシング法）による解析を用いた研究を実施しました」と述べました。

研究チームはゲント大の先行研究を進展させ、植物性多糖類栄養補助食品が腸内全体にプレバイオティクス効果を及ぼしたことを明らかにしました²。

チームでは微生物資源の最適な管理方法も調査中で、新しい製品や製造方法の開発を目指しています。これらが開発されれば、環境もヒトの健康も持続可能な形で改善されるでしょう。

【参考論文】
1 Marzorati M, Maignien L, Verhelst A et al. Barcoded pyrosequencing analysis of the microbial community in a simulator of the human gastrointestinal tract showed a colon regionspecific microbiota modulation for two plant-derived polysaccharide blends. Antonie Van Leeuwenhoek 2012. Published online October 5, 2012.

2 Marzorati M, Verhelst A, Luta G et al. In vitro modulation of the human gastrointestinal microbial community by plant-derived polysaccharide-rich dietary supplements. Int J Food Microbiol 2010;139:168-76.

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